帰ってきたセルペット



以前仕上げたセルペットが手元に戻ってきた。このぐらいの古さになると勝手に収まるべきところに収まるものだと思っていたらまさかの俺。

約1年半モスボール(車庫で放置)されていたこの個体。さすがに動かないだろうと試しにチョークを引いてキックしてみた。



プココン…プココ…デデンデンデン…

あ、エンジンかかった…マジかよ。相変わらず体に悪そうな煙だ。

とりあえず、バッテリーが弱っている以外は手放した当時のまま。タイヤに空気入れてナンバー取り直せば乗れるなコレ。 



このセルペットは恐らく昭和39年式。この時期はグロリア用の6気筒を押し込んだロングノーズのスカイラインGTが純レースカーのポルシェ904と互角の戦いを繰り広げ、



DOHC、4気筒、4連キャブを装備した軽トラックが街を走り、



鉄道は新幹線が開業したばかりで、



航空機はYS-11の試験飛行が完了しつつあり、



ライラックR92が国産最速を誇り、トーハツやヤマグチ、ブリヂストン、井関農機などがモーターサイクルを製造していた。
国内のバイクメーカーが4社に絞られ、インラインフォアが高性能車のスタンダードとなるのは、もう少し先の話である。

…余談が過ぎた。セルペット自体は特にレースで活躍したり、当時の最新鋭メカニズムが搭載された訳でもなく、空冷2サイクル、ピストンバルブ方式の単気筒、燃料は混合ガソリン仕様というエンジンとしては極めてシンプルな原動機を使用する至って普通の実用車である。

ただ、この時期のスズキ車特有の馬蹄型ヘッドライトと車体の至るところに隠れミッキーの如く刻印されているスズキのマークは素敵だ。とりあえず手に負えなくなるまで持っているとするか。

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コーテル・リャン

Author:コーテル・リャン
東に不動車があれば引き取って直してやり
西に峠があれば行ってそこを越え
テントを張れば雷雨に怯え
林道に入ればヨタヨタ走り
誉められもせず 苦にもされず 
そういう人が私です。

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