中山道を旅する



中山道の宿場町、奈良井宿に行ってきた。

約1kmにわたってかつての宿場の雰囲気を残す建物が建ち並ぶ。

江戸時代より漆器や櫛などの木工が盛んで土産物として人気であり、標高1,197mの鳥居峠を越える旅人が体を休めた地である。

周辺には鳥居峠を越える旧中山道の峠道が残り、遊歩道として整備されている。



駐車場には中央本線を走っていた機関車が展示され、近くには中央本線の線形改良により使われなくなったレンガ造りのトンネルが資材置き場として残る。国道19号の新鳥居トンネル付近にも藪の中にレンガ造りのトンネルがあった。

ただ、今回は普通に観光して近くの林道を通って帰るという至ってノーマルなツーリングのつもりなので廃線跡はスルーして地図で林道の場所を確認する。諏訪で峠の釜飯も食べたしな。



このトンネルと峠道の位置関係から察するに…恐らく国道19号の旧道だ。やったぜ。



問題の旧道は途中で中山道の徒歩道と何ヵ所か交差しながら鳥居峠へと向かう。峠付近の案内板に旧国道の表示を確認。ここは間違いなくかつての国道だ。



路面は荒れた所も少なく走りやすい。ゆっくり走っても30分程で峠を越えられる。車道は作業道と携帯電話の中継局に通じる枝道があり、現在は普通に林道として使われているようだ。



峠付近にある徒歩道との分岐点。この位置からは奈良井宿が見える。この道は明治新道といい、開通した明治23年から昭和30年まで鳥居峠を越える唯一の車道だったそうな。



そうなると車体の大小を問わず自動車と名の付くものはこの道路を通るわけで、現在は昭和53年完成の新鳥居トンネルであっという間に鳥居峠を越えられるものの、交通量は今より少ないとはいえ、国道だった当時の峠越えは1時間じゃ済まなかったんじゃなかろうか…

昭和30年に現在は封鎖されている旧鳥居隧道(写真を見る限りガチガチに入り口がコンクリで埋めてあり、電力設備か何かが中に入ってそう)が開通するも、その数年後には新トンネルの計画が持ち上がるというあたり、戦後の自動車の普及ペースが分かるというもの。

残るは徒歩での峠越え。奈良井から藪原までは3時間程かかるようなので次に行ったときの宿題にしておこう。


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コーテル・リャン

Author:コーテル・リャン
東に不動車があれば引き取って直してやり
西に峠があれば行ってそこを越え
テントを張れば雷雨に怯え
林道に入ればヨタヨタ走り
誉められもせず 苦にもされず 
そういう人が私です。

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